2011年7月25日月曜日

ロケガ ~再始動~

ロケガが今年も行われるとのことで、遊びに行く口実ができ、
先日東京まで行ってきました。

と、その前に秋葉原に行ってきたのですが、
秋月の屋根が赤くなっていました。

さて、ロケットガール・ボーイなるものの企画が今年最後ということと、
私があまり忙しくないとのことで、一年ぶりにこの企画に参加させてもらいます。


1、ロケガ概要

まずロケガがどんなものかを説明しますと、
高校生が主体となってハイブリッドロケットを制作します。
ハイブリッドとは樹脂の燃料と液体の燃料の組み合わせを指します。
このロケットの性能から必然的に大きさについて制約があり、
長さ3m、直径10㎝、重さ10kg弱ということになります。
この程度の規模のロケットの場合、最大で300m程度まで上昇できます。
最高点までに要する時間は10秒程度となります。
大体イメージできましたか?
しかし、重要なのはここからです。
最高点に達した後、
このロケットはパラシュートを搭載して、無傷で回収しなければなりません。
さらにそれに続いてCANSATなるものを分離しなければなりません。
このCANSATも当然パラシュートを搭載・解放させ回収します。
これが大体の概要です。
それと忘れてはならないのが、
本プロジェクトの目的はロケットを高校生が主体となって作るということです。
大学生はあくまでもプロジェクトの達成度を上げるための存在です。
これはマズイってものを指摘するポジションです。
したがって、プロジェクトを大学生が自分勝手にやってしまうと
高校生のモチベーションがダダ下がりして、台無しになります。
自分の立ち位置はしっかりと認識してプロジェクトを進行させていきたいと
考えています。

2、一昨年の成果
私が修士1年の時に参加した時の成果を記しておくと、
まず打ち上げたのは3機(高校生チーム2チームで2機、大学生1チームの1機)
高校生チームの1機は打ちあがらずに発射台で燃え尽き
もうひとチームは予想したよりもはるかに低い高度で燃料が尽き落下、
ただしパラシュート&CANSATは解放に成功
大学生チームは打ち上げに成功し、大体予測した高度に達したものの、
パラシュートおよびCANSATは解放せず墜落。
細かいミッションごとの成否は割愛しますが、ざっとこんな感じです。

私は電装を担当していました。
電装でやっていたことは2つです。
  1. パラシュート&CANSATの解放機構の設計製作
  2. 各種センサーからの情報収集
解放機構については発射前に試験を何度も行いましたが、
最後まで動作を確信できるには至らずじまいで、
本番も予想できた結果となりました。

センサーからの情報収集では、データを1つのマイコンで収集し、
もう一つのマイコンでSDカードに書き込むというシステムを
考えましたが、SDカードの書き込みが最後までうまくいきませんでした。

3、今年
以上のような反省を踏まえ、今年のプロジェクトで電装が特に注意することは以下
の通りです。
  1. センサーからのデータを確実に収集する(SDカードを使いこなす。)
  2. 解放機構の動作を確実かつ発射後に検証できるシステムとする。
  3. ロケット本体およびCANSAT搭載機器の動作を外部(発射場で遠くから見てる人間)から確認できるようにする。
  4. 高校生に到底一人ではできるわけのないプロジェクトを他人と協力しながら目標に向かってやっていくという一連の流れの大変さ、自分に何が足りないか、こうしたらもっとよくなるはず、優先順位のつけ方などを体験してもらう。
  5. 高校生を感動させる(苦しませる)
4、これから最初にやること
電装としては顧問の先生からテグスをカッター&電熱線で切る2重の機構を考えてくれ、
また、そのシステムが動作したことを後から検証できるようにしてくれと言われたので、
それについての検討をやります。
また、CANSATチームが使っているマイコン(SDカードが非常に扱いやすいらしい)を使って
実機に搭載する。
まあこんな感じです。
センサー類についてはおととし使ったものと同じものを使う予定なので、あまり時間はかからないと思います。
ただし今年は新たに地磁気センサーと3軸ジャイロを導入して、詳細なロケットとCANSATの
軌道をコンピュータ上に再現したいと考えているので、これについては要検討です。



全体としてはミッションレベルを4段階くらいに設定して、
ロケット本体、解放機構、ロケット搭載機器、CANSATについてそれぞれ目標と期限を設定していきます。
みんなバラバラな職場なので、しっかりと連絡を取り合ってこのプロジェクトをすばらしいものにしていきたいと
考えています。そしてこれがうまくいけばさらに3年後もこのプロジェクトを続けることができるかもしれないという
重大な責任を負っているのを自覚してこのプロジェクトに挑んでいきます。

追伸
愛車のPinarello FP2が盗難に遭いました。
秋葉原のGANDAM CAFEのすぐ隣の有料駐輪場。しかも交番の目の前
外で立ってる警官はマネキンかよw
池上警察署の防犯登録とTOKYO TECHってゴールドのステッカーが貼ってあり、
ホイールはフルクラムレーシング5、バーテープはDHバーをつけるのでほんの一部しか張ってないです。
ドリンクホルダーが2つあり、一つは白一つは黒とゼブラです。
コンポは105ですが、シフターは故障のため最新の105、チェーンはDURAACEです。
まあ見つからないと思うので、次の自転車を探しています。
ついにフルカーボンに手を出そうと思うので、
おすすめがあれば教えてください。
予算は未定ですが、コンポは105で行こうと考えています。

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