2017年10月11日水曜日

つちのこチャンバーVer2製作とECU現車合わせ

S2000みたいなつちのこチャンバー欲しい。でもFD2には無いし・・・別にバッテリーとリザーブタンク位移設も厭わないんだけどなぁなんて人いるのかな?私です。

そこで, 思いっきり吸気できるダクトとツキの良さそうなチャンバーを作ったので, 試走とECU現車合わせしてもらいました。
まず, フロントバンパーの左下に毒キノコを付けました(HKSの外径200mm, 配管径100mmのやつ)。
次にそのまま100Φでチャンバーまで持っていきます。
チャンバーはエンジンルーム目一杯まででかくして
最後に70Φまで絞ってスロットルにぶち込むようにしました。




で, 連れに空燃比を見てもらいながら高速へ。
踏み込むと中回転域での吸気量がすごいので(狙い通り)
ブローするレベルで燃料が足りていませんでした。
本棚で寝かせておいたHONDATAで燃料をたっぷり送ってあげると
トルクモリモリとなり, 本来の力が開放されたようです。

今回は燃調だけでしたが, 次はVTCをイジろうということで
その前にチョットだけお試しでレブ寸前くらいの領域で
バルタイをちょこっとだけ速く閉じるように設定すると・・・
9000rpmまで全然パワーの落ちない特性に豹変しました。

とりあえず, これ以上は次回のお楽しみということでお開きにしました。

この記事を見た人, 真似するなら絶対に現車合わせするまで走ってはいけません。
K20Aが一瞬でパーになるリスクがあります。

で, チャンバーの作り方は・・・
エンジンルームの入れたいところに切った断熱材を積層して
カタチを決めて一心に削る。やり過ぎたら油粘土で盛る。
断熱材の積層は汎用の安い両面テープと焼き鳥の串と爪楊枝でバッチリ固定できる。
そんで表面処理、梱包用のラップでグルグル巻にして, 養生テープで全面緑色にする。
で, またラップでグルグル巻にする。最後のラップの前に曲線が気に入らないところはガムテープをひたすら積層して盛る。

ここでやっと一層目の積層。グラスファイバーとポリエステル樹脂を使いました。
メロンみたいな色で美味そうw




チャンバー部分のグラスファイバーの仮固定は両面テープでやりましたが, ダクト部分は魔が差して, 外からハムのように糸で縛りました。

積層時は端部の断面にぶっといヤスリをぶっ刺して鮎の塩焼き状態で作業してました。脱型するとヤスリをぶっ刺せないのでチャンバーの2プライ目は物干し竿の残骸で浮かせて積層しました。また, シリコンゴムで接続する部分は積層して固まる前にラップして養生して出来るだけ円形になるようにカタチを固定しておきました。

脱型は化学の力 アセトンの出番です。ヤスリをぶっ刺した穴にチョットずつ注ぐとシュワシュワーっと断熱材が収縮して簡単に型が除去できます。ただし, ラップと養生テープの巻具合に隙間があるとポリエステル樹脂が溶けるかもしれません。そもそもポリエステル樹脂が断熱材を溶かしますが(一号機はこれで失敗しました爆)


最後に, 吸気温度センサーやブローバイなどのセンサーを付ける枝を作ります。
ホムセンの水道系カプラやオイルキャッチタンクの余り材を用いました。
チャンバーに穴を開けて, 回りを油粘土のダムで包囲して,
枝を乗せて樹脂を流し込めばOK
あ, 内面には樹脂が流れ込まないようにしっかりと養生してあげないと大変なことにw
後で, 滑らかに削って, 枝にドリル突っ込んでグリグリすると完成です。
枝の中にも油粘土突っ込んでおくとグリグリが少なくて済むかもしれません。

エンジンをゴミで壊したくないので, 全部出来たらひたすら内面を研磨して滑らかにします。そしてコレでもかと言わんばかりに洗浄して完成です。
非常に面倒くさくて, なおかつECUの現車合わせが必要ですが, すごいパワーアップを達成できました。

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