2017年8月28日月曜日

激安ボンネットにでかいダクトを付けた

ボンネットが飛び石だらけなのと, 夏だと夜でも水温が90℃を超えてくるので, 純正ラジエターの性能を出してあげることと, 多少の軽量化になればと思ってボンネットを交換しました。

社外品の穴開きボンネットは高いのと, FRP技術を身につけたかったため, 今回はノーマル形状のボンネットを買ってきて加工しました。

買ってきたのは高瀬スタウトのFRPボンネット(ノーマル形状, FRPゲルコート仕上げ)です。このボンネットで好きなところにマジックで落書きをして穴を開ける位置を決めます。

一気にグラインダーで不要な所を切り落とします。骨まで切断するので, もう後戻りは出来ません(笑)次いで表面をヤスリでゴシゴシして接着強度の上がる表面状態としておきます。

だいぶ端折りましたが, プラスチックダンボールをしっかり固定してGFRPを貼り付けていきます。追加ダクトは既存のボンネットの穴を外と内から挟む構造としたので, 手間がかかりましたが, 物理的に外れません。
真ん中の前後につながる2本の線は中にウレタンフォームを充填して, FRPの角材とすることで, 買ってきた時のものより何倍も剛性を上げました。なお, 買ってきたものはペラペラに薄く、ホットボンド接着でした。こりゃ200km/h超えたらもげるかも(笑)

ウレタン充填前。ギリギリまで穴を開け過ぎました(笑)


そして, 空気を抜くためには穴の上を負圧にしないといけないので, 前縁部に突起をつけました。ナフコの木材コーナーで売ってる三角断面のやつを利用しました。そのままでは局面に沿わないので, 切断寸前まで切り込みを入れてあげるとボンネットのカーブにぴったりフィットします。両面テープで固定して, その上からさらにFRPを貼り付けてもげないようにしています。
また, 穴の中もフィンを設けて社外品みたいにしてみました(ただの遊び心です)。

パテを盛っては削ってを何度か繰り返して表面をきれいに仕上げます。電動サンダーで大体整えて, 細かいところや局面は指先で優しく仕上げました。

プラサフ, チャン白, ウレタンクリア塗って完成です(缶スプレー)。
塗装ののりのために, 都度表面を研磨しました。

カバーは黒のプラダン一枚物で制作し, タイラップで止めています。ラジエター上のプラスチック部に雨が滴る様な具合です。
200km/h以上の速度でもボンネット及びカバーが安定していることを確認しました。
いざ付けてみると, 結構いかつい見た目で恥ずかしい(爆)
あとは, もろに開口しているので, 耐候性の無いプラスチックやベルトを破壊しないよう, 靴下やビニテで太陽光から守ってあげないといけません。今は夜専用です(笑)



完成したのはいいのですが, 一部塗装が厚塗りのせいか割れました(クリアの2回目で)(T_T)。
塗膜が剥がれた時にヘッドライトの磨きも含めてメンテナンスしていくこととして
とりあえず, そのまま使っています。



ボンネットを変えた結果, 純正よりはいくらか軽量化でき, 頭の入りが良くなっとことに感動しました。
水温はこれまで86~90℃位のところで, 上がっても83℃となり、走り終わると直ぐに水温が安定するようになりました(SPOONのサーモスタットへ交換済み)。



インマニもかなり冷えてる。手で触れるw
ダクト付きボンネットという非常に難しいモノに手を付けて良い勉強になったので、次はこの技術を吸気系と空力系に展開していきます。

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